積載290tクラスのダンプカーに自動給油する移動型ロボット「オートフューエル」

ロボティア編集部
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オーストラリアのユニバーサルフィールドロボッツ(UFR)が、わずか5分で最大積載量290tクラスの鉱山用採掘トラックに給油する無人ロボットシステム「オートフューエル」(AutoFuel)をリリースした。

オーストラリア東部ブリスベン港付近に研究開発オフィスとテスト場を構えるUFRは、6ヶ月にわたる現場テストを経て、生産性と安全性を大幅に向上させたシステムを開発成功したと発表した。オートフューエルは、トラックが燃料を補給する油類貯蔵所の横に設置されており、車体が到着すると移動し、自動的にふたを開け燃料を注入した後、再び蓋を閉める作業をこなす。人間が作業を行うと最大で30分ほどの時間がかるが、オートフューエルは約6分の1の作業時間でタスクをこなす。

同システムは「自給自足的」で、任意の外部サービスも必要ないとUFRは説明している。アプリを利用してリモートで監視を受け、現場に人がいなくても給油を行うことができる。またオートフューエルは、視覚センサなどビジョンシステムも搭載しており、トラック運転手を確認しながら、車体を細かくチェックすることもできるという。また、燃料ノズルの位置をトラックの燃料注入口にしっかり合わせためのセンサや、燃料キャップを開閉するためのロボットハンドルも搭載されている。

UFRはシステムの導入が作業者の危険を減らし、採掘トラックの利用率を高め、企業に大幅なコスト節約の機会をもたらすとしている。加えて、センサシステムが正確かつ一貫性のあるデータを収集することで、燃料を効果的に割り当て管理することができるようになると説明している。

オートフューエルは、移動型という点で既存の固定自動給油ロボットシステムと差別化される。すでに、オーストラリアのスコット・オートメーション(SCOTT Automation)が、「ロボフューエル」(Robofuel)という自律型給油システムを展開。オーストラリア北西部ピルバラ鉱山地帯などで、最大積載量290tのダンプトラック「コマツ930E」の給油用に供給されているという。