コンクリート床面をキレイにならす「AI左官ロボット」登場...ヒュンダイエンジニアリング開発

ロボティア編集部
ロボティア編集部
Photo by ヒュンダイエンジニアリング

ヒュンダイグループの建設系企業・ヒュンダイエンジニアリングが、コンクリートの整備作業用のAIロボットを開発・導入したと発表した。ロボットは自律的にコンクリート床面の平坦化処理を実行する。この平坦化の方法は特許として出願された。

現代エンジニアリングとロボブロックシステムが共同開発した「AI左官ロボット」は、4つの左官用装置が設置され、2つのモーターを回転させながらコンクリートでできた床面を均等にならすことができる。軽量化や電気モーターを導入し、既存のガソリンモーターを使用した機器よりも騒音が少なく環境に優しいという特徴がある。

特許出願されたAI左官ロボットを活用した床平坦化法は、コンクリート床面を3Dスキャナし精密測量。平滑度が基準値を超えている部分のマップ情報をロボットに転送し、技術者が操作しなくとも、自律的に作業を実行するというものだ。ロボットが迅速に作業を実行することで、施工品質や生産性を大幅に向上させ、工事費の削減と工期短縮も可能となる。

今後、同技術を採用することで、スマートファクトリー、大型物流倉庫、工場型建築物などにおける床面塗装作業の不備で生じる可能性のある走行事故や加工精度の低下を防止することができると期待されている。アパート施工現場では階層間の騒音低減にも効果があるとされている。

ヒュンダイエンジニアリングは、AI左官ロボットの発表以前にも、3月にロボット3Dプリンティングを活用した「非定型建築技術」の開発を公表した。建築分野におけるロボットの利活用に拍車をかける形だ。

ヒュンダイエンジニアリングの関係者は地元メディアに対し、AI左官ロボットなどさまざまなスマート建設技術の開発を通じて、建設業界のパラダイムシフトをけん引していくと意気込みを語っている。