英・医療メーカー・Smith&Nephew PLCが、膝の手術のための次世代ロボットプラットフォーム「CORI Surgical System」(以下、CORI)を発売したと発表した。
CORIは執刀医が制御できる、持ち運びやすくサイズの小さいハンドヘルドタイプの製品だ。移動手術センター(ASCs)や外来手術に適した製品と説明されている。CORIは従来製品より4倍以上速いカメラ技術を採用しており、効率的なカッティング技術の実装が可能。「NAVIO」というサージカルシステムよりも、高速で膝の手術を行うことができるとされている。
Smith&Nephew PLCは今回、ロボット手術のソリューションのブランド「Real Intelligence」も発表した。同ブランドでは、患者管理、手術前計画、デジタルロボット手術、術後評価および結果測定などに関するソリューションを提示する。ソリューション群およびエコシステムは、次の処置のステップについての情報を提供し、医療機関が特定の患者のためにより良いソリューションを提供できるようデータを生成する。
Smith&Nephew PLCは1856年に英国で設立された企業で、現在100ヶ国以上で営業活動を展開している。2019年の売上高は約51億ドルだ。
Photo by Smith & Nephew