人工知能がベートベンを超える!?アルゴリズム音楽が話題

ロボティア編集部
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デビッド・コープ氏が作ったアルゴリズムミュージックのひとつ

もちろんAIが作曲した交響曲は完全という訳ではない。むしろ、人間が聞くに堪えない曲が生まれる場合もあるだろう。しかし、欠点を補完していくならば、技術的、確率的に新しいパターンを作成することもできる。コープ教授は「人工知能を通じて時間とエネルギー、コストと労力をはるかに減らすことができる」と主張する。

最近になって、人工知能音楽が注目を浴びているのは、学習する人工知能「ディープラーニング(Deep Learning)」が出現したためである。ディープラーニングを適用すれば、音楽を生み出す能力が飛躍的に発展し、不況にあえぐ音楽市場に活力を吹き込むことになるかもしれない

最近大きな注目を浴びているディープラーニング適用技術は、「コンボルショナルニューラルネットワーク(CNN; Convolutional Nerual Network)」だ。CNN技術の発展は驚くほど速い。音楽をヒップホップ、ロック、ポップ、エレキなどを区分して、各グループごとに学習していくことができる。学習が可能であることは、音楽を変形させて新しい音楽を作りだすことができるということを意味する。

現在、音楽ストリーミング企業「スポティファイ(Spotify)」がCNNに大きな関心を寄せていることが明らかになっている。スポティファイは有名作曲家、IT専門家などを会社に招待し共同開発を行い、その結果を公開して世界を驚かせた。

スポティファイはCNNを導入して、類似した特徴を持つ音楽を集めプレイリストを作成し、利用者に推薦する計画を進めている。スポティファイのほかにも、パンドラ、グーグルなどIT企業がCNNに深い関心を持っていることが知られている。特にGoogleは、自社のストリーミングサービスである「プレイ・ミュージック(Play Music)」に、CNNを適用しているものと推定されている。今後人工知能を活用した「ストリーミングミュージック」技法がどのように発展していくのか、音楽業界をはじめ、世界の音楽家たちが関心を寄せている。

(ロボティア編集部)