モノのインターネット(IoT)センサーで、子供の登下校および帰宅を確認できるバックが、アイデア商品として人気を集めている。
韓国通信大手SKテレコムは、子ども用バッグブランド「マスターバック」(Musterbag)と提携。2016年12月初旬に「マスターバック・スマートエディション」を100個限定で発売。顧客の反応が良かったため、同月中旬に正式に販売を開始した。
同製品は、バッグに取り付けられたIoTセンサーが、SKテレコムの家庭用IoTサービス「スマートホーム」と連動しているのが特徴だ。近距離無線通信技術である「ジグビー(Zigbee)」を利用し、バッグに付けられたタグと、家の中のハブ「ホームブリッジ」が交信する。保護者は、バッグを持った子供の外出および帰宅を、スマートフォンアプリで確認することができる。
子供が、ジグビーがインストールされた全国約3000余りの学校いずれかに通っている場合、親は毎月約550円で、その安否を確認することができる。バッグの価格は12万8000ウォン(約1万2800円)でオンライン販売されている。
SKテレコムの関係者は、「1月の1〜2週目に一日平均50個ずつ売れていたが、3〜4週目に入り一日平均90個ずつ売れている」と説明している。また関係者は「共働き夫婦が増え登下校時に危険にさらされる子どもたちのニュースが頻繁に報じられるようになっているので、このような商品が人気を集めているのだろう(中略)似たようなアイデア商品を追加検討する」と付け加えている。
photo by SK telecom