9月3日夜、テニスUSオープンが行われていたルイスアームストロング・スタジアムでドローンが暴走し、無人の観客席に墜落した。アメリカテニス協会のクリス・ウィッドマイアー(Chris Widmaier)は、「誰もけがをしなかった」と話しており、ニューヨーク警察は「調査を続けている段階だ」と話した。 黒い物体はアリーナを対角上に横切った。コートでは、フラヴィア・ペネッタ(イタリア)と、モニカ・ニクレスクの試合が行われていた。ベネッタはドローンが飛んでくる音を聞いたとしたが、それが何かはわからなかったとも話している。
「世界ではいろんなことが起こっている。もう終わったこと。しょうがないわ」(ペネッタ)
ドローンは墜落し大破した。試合は、警察と消防が機体と安全を確認するまでしばし中断された。ペネッタは「主審には警察が再開しても良いというまで少し待ってと言われたわ」と話し、「正直、彼らがあの物体が何か知っていたとは思えない」と付け加えた。またペネッタは「彼女のコーチとフィジカルテラピストが、スタジアムの反対側に座っていたけれど、ドローンがクラッシュしたのが怖かったと言っていた。上空からのセキュリティー対策も考えなくちゃね」と話している。
同事故は20時30分の少し前に起きた。ちょうど、ルイスアームストロング・スタジアムで行われたその日最後の試合の最中のハプニングだった。同コートの収容可能人数は10000人となっている。幸いにもケガ人は出なかった。