20人のAI研究者たちが選ぶリアルでベストなSF小説&映画

ロボティア編集部
ロボティア編集部

エクスマキナ1
photo by 映画「エクスマキナ」より

 米IT専門メディア「テックインサイダー」は12月5日、人工知能(AI)を研究している科学技術者たち20人を対象に、SF小説・映画に登場するロボットについてどのような意見を抱いているかアンケート調査を実施した。結果、ほとんどの研究者が“不満”を抱いていることが明らかになった。その不満の理由のひとつは、映画やSF小説に登場する多くのロボットがキラーロボットであること。研究に身を投じている当事者たちからすれば、人工知能ロボットのイメージがあまり思わしくないということだろうか。

 今回のアンケートでは、科学技術者たちが観た小説や映画に登場するロボットのうち、評価しているものを推薦するという質問も設けられた。そのなかで、映画「エクスマキナ(Ex Machina)」に登場するロボット「エイヴァ」が高い評価を受けた。

 エクスマキナは2015年1月に公開されたSF映画で、美しい美貌と冷徹と人間味を備えた女性ロボット・エイヴァが登場する。人と区別することが難しいほど精巧に作られたエイヴァは、自分を製作したエンジニア、プログラマなどが参加するチューリング・テスト(Turing test)で混乱を引き起こす。

 ワシントン大学のカルロス・グエスタイン(Carlos Guestrin)博士は、「エイヴァは、いくつかあるロボット映画の中で、より深いニュアンスを漂わせている」と述べている。というのも、感性を持ったロボット・エイヴァが観客の興味を誘発するだけではなく、将来的にどのようなロボットが登場するかについて現実味を持って予測しているというのがその理由だ。ちなみに、グエスタイン教授は人工知能ベンャー企業「デイト(Dato)」の共同創設者でもある。