交通事故で死なないように進化した人類・グラハム

交通事故で死なないように進化した人類・グラハム

関連ワード:社会的課題

Written by Jin Kodama

Posted date:2016.08.03

グラハム_交通事故が起きても死なない人類2
photo by Towards Zero

 自動車は便利な移動手段だが、事故が起きると時に命を失うこともある。人間の体は、それら交通事故に耐えられるようにできていない。しかし、人間が自動車事故に耐えられるように進化したとしたら、どのような姿になるのだろうか。そのような想像を形にして作られたのがグラハム(Graham)だ。

 グラハムの下半身は比較的、現在の人間に近い。しかし、頭と首、そして上半身などは、とてもユニークな姿をしている。頭を横から見ると、首がなく、鼻や耳たぶも隠れてしまっている。一方、額は大きく突出している。事故が起来た際、衝突で傷がつきやすい場所は退化し、逆に有る部分は頭全体を保護できるように進化するという想定だ。

 頭蓋骨の断面を見ると、スペースと骨がある二重構造になっている。これは、事故による衝撃を吸収する仕組み。脳と頭蓋骨の間にスペースがあり、事故が発生した場合の衝撃を吸収し、脳挫傷などを発生させないように進化したものだ。

 顔の前面を斜め方向から見ると、顔の主要な部分は、陥没しているように見える。これも、事故による衝撃から重要な部分を保護するため。また、皮膚の下には脂肪がたくさん付いている。脂肪はクッションとして、衝撃エネルギーを吸収する役割を果たす。

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参照
meetgraham.com
abc.net
emsworld.com