米カリフォルニア州政府、自動走行車に「待った!」

ロボティア編集部
ロボティア編集部

カルフォルニアナンバー
photo by plateshack.com

 米カリフォルニア州が自動走行車(自律走行車=無人車)を開発している企業に「待った」をかけた。その危険性を勘案し規制案を用意しているという。

 12月16日、欧米主要メディアは米カリフォルニア州車両管理局(DMV=The California Department of Motor Vehicles)が、自動走行車に関する新たな規制案を用意していると伝えた。同報道によると、新たな法案には、自律走行車にもハンドル設置を義務付ける、また運転免許証を所持した運転者が搭乗しなければならないなどの事項が組み込まれる予定となっている。

 つまり、同法案が施行されれば、自動走行車はドライバーなしではカリフォルニア州の管理する公道に出ることができなくなる。

 加えて、同本案にはメーカーから独立した検証者が安全性試験を実施し、製品を認可する必要がある旨を盛り込むと予想されている。しかもこの認可は、メーカーが3年間の運行許可証を受け消費者にリース(貸出)することができるという限定的なもので、すぐさま販売できる認可ではない。3年間の間、メーカーは自動走行車の性能と安全運行状況を点検し、州に報告する責任を負わなければならない。

 DMVが、このような法案を準備しているのは「自動走行車が安全性は完全ではない」という世論が大きかったためとみられる。ただし、自動走行車を開発しているメーカーの反発も少なくないと予想されており、DMVが設うけようとしている法案が施行されるか否かは、もう少し見守らなければならないという指摘もある。

 実際、メーカー側からは草案段階の規制案が厳しすぎると異議を提起するものと予想される。例えば、GOOGLEはすでにコメントを通じて「カリフォルニア州の規制は、事故防止、および運転できない人のモビリティーを向上させる技術進歩に対して歯止めをかけるものだ」と反発してしている。

現在、GoogleやApple、テスラ、ウーバー、トヨタ、ゼネラルモーターズ、BMW、ボルボなど10数企業が自動走行技術を開発しており、2020年には製品販売を目指しているとされる。