人工知能が分析する「今年最も欲しいクリスマスアイテム」とは!?

ロボティア編集部2015年12月23日(水曜日)

 今年のクリスマスにみんながもらいたいプレゼントとは?世界で「最も賢いコンピュータ」と名高いIBMの人工知能「ワトソン(Watson)」が、その質問に答えたのだが、1位はアップルのスマートウォッチ「アップルウォッチ」、2位はサムスン電子の大型TVという結果になった。

 IBMは昨月25日、ワトソンを用いたビッグデータ分析を行い「今年の年末に贈り物として人気を集めると予想される製品トップ100」を選出、公開した。過去3ヶ月間、インターネットとSNSに掲載された数千万件の記事を閲覧し、それぞれの製品への言及頻度、また製品に対する人々の感情を分析した結果だ。

 ワトソンは、分析結果を「トレンドスコア」という数値に変換して順位付け。1位のアップルウォッチは100点満点を獲得した。 IBMの関係者は、「これは、人々が買いたいとか、プレゼントをもらいたいと文脈で、アップルウォッチがほとんど取り上げられているということ」と説明した。

 2位にマークしたサムスン電子のTVは67点を獲得した。3位はソニーTV(46点)、4位はマイクロソフトのノートPC「サーフェスプロ4」(34点)となった。上位のすべてのIT機器が占領したことについて、業界関係者は、「ワトソンがインターネットとSNSの情報だけを分析しているため、先端技術に関心が高い若者たちの性向が自然に反映されているようだ」と分析している。ワトソンは、おもちゃの分野の人気ランキングも分析。1位から3位まですべて「レゴ」シリーズが占めた。

 IBMがリリースしているスマートフォンアプリ「Watson Trend」では、同様の商品トレンドをリアルタイムで確認できる。クリスマス直前の12月23日の段階では、1位アップルウォッチ(100点)、サムスン製TV(99点)、3位レゴ・StarWars(67点)、4位ソニー製TV(66点)、5位レゴ・フレンズ(61点)、6位R2-D2 astromech interactive droid(66点)、7位BB-8 droid(36点)、8位キャノン製カメラ(30点)、9位レゴ・City(30点)、10位LG 製TV(29点)という結果になっている。

(ロボティア編集部)