スターウォーズのフォースを再現!?ロボット玩具「スフィロ」

ロボティア編集部2016年2月6日(土曜日)

 映画スターウォーズシリーズ第七弾「フォースの覚醒」に登場したボール型ロボット「BB-8」が人気を呼んでいるなか、巷ではボール状のロボット玩具「スフィロ(Sphero)」に対する関心も高まっている。加えて動作をコントロールすることができる「フォースバンド」と呼ばれるウェアラブルデバイスが、今年末に発売される予定だ。

 一方、エレクス(ELEKS)社のエンジニア、ドミトロ・ブラセンコ(Dmytro Vlasenko)氏が、アップルウォッチでスフィロの動作をコントロールする技術を開発し、話題だ。彼は関連するコードを開発者コミュニティ「GitHub」に公開した。

 アップルウォッチを着用して手を動かすとスフィロが動く。手を地面と平行にかざすとスフィロが前進、手で床を指すと後進する。また、手を空の方向に向けると動作が止まり、手を地面と平行にかざし90度時計回りに回すと回転する。左に回転させるためには反時計回りに90度を回転させればよい。

 これら動作認識技術の原理は次の通り。まず、アップルウォッチの加速度計からデータを抽出。抽出されたデータは、地面とAppleウォッチの位置を決定するために活用される。これに対応する動作をiPhoneに送信すると、スフィロのソフトウェア開発キット(SDK)がiPhoneからスフィロに命令を下す。エレクスは昨年12月には、マイクロソフトの動作認識システム「キネクト」を活用、「スフィロ2.0」を制御する技術を動画で公開している。

(ロボティア編集部)