米エリア51の正体に迫る写真がドローンで撮影され、公開された。23日、英メディア「ミラー(Mirror)」によれば、ハンス・フォークナーという男性がドローンを飛ばし、世界で最も厳格に出入りが統制されているエリア51を撮影したという。
エリア51は、「宇宙人の住処」「秘密研究が行われているエリア」など、数々の憶測や噂が絶えず、都市伝説化しつつある地域である。過去には、アポロ月面着陸ねつ造説や未確認飛行物体(UFO)研究説などの舞台となった。
特に1947年6月に発生した「ロズウェル事件」で注目を集め、当時農民が発見した飛行体の残骸を巡って、UFO墜落とエイリアン死体発見説なども浮上している。宇宙人信奉者からは、UFOや特異な飛行物体を目撃したとの主張が相次いでいるエリアでもある。なお、米空軍基地としても知られており正式名称は、ネバダ州グルーム・レイク空軍基地だ。
エリア51は過去に、米空軍の主要な技術である「レーダー探知無力化装置」や「米軍偵察機U2」「ブラックバードSR71」「F177ステルス機」などが開発されてきた、秘密のベールに包まれた地域である。米政府は数十年間にわたり、同エリアの存在自体も否定してきたが、2013年にCIAが文書を通じてその正体の一部公開している。
昨年12月、米民主党のヒラリー・クリントン大統領選候補は「(大統領に)当選すればエリア51の調査チームを設け、正体を暴く予定である」と話し注目を集めた。