ブラジル保健当局、ジカウィルスと蚊の退治にドローン投入

ロボティア編集部
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photo by Folha de São Paulo

 ブラジル保健当局が、ジカウイルスの媒介として知られる「ネッタイシマ蚊(Aedes Aegypti)」の繁殖を防ぐためドローンを動員した。

 2月26日、ブラジルメディアによれば、サンパウロ市保健当局は、ネッタイシマ蚊の繁殖場所を特定するためにドローンを投入したという。これは、サンパウロ市でデング熱患者が最も多く報告された東部地域を中心にドローン飛ばし、ネッタイシマ蚊が繁殖している場所を洗い出すというものだ。

 ブラジル保健省感染症監視局長であるクラウド・クリア氏は、「南東部は相対的に被害が少ないが、ジカウイルスから完全に安全であるとは言い切れない」と指摘。ジカウイルス感染と小頭症新生児の事例が南東部にも拡散する可能性があることを示唆した

 これまで小頭症に感染した新生児はペルナンブーコ州とバイア州、リオグランデ・ド・ノルテ州、パライバ州など、比較的に開発が遅れた北東部で集中的に報告されていた。

小頭症
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 クリア氏は、ジカウイルスやデング熱などの媒介となるネッタイシマ蚊の繁殖や活動が、7月から目に見えて減るのは事実だが、過去の経験のみに依存することができないとし、徹底した防疫・予防をアピールした。ブラジル保健省は、昨年10月22日から集計を開始して以来、小頭症の疑いがある新生児が5640人おり、そのうち4107人について、現在調査が行われていると明らかにしている。

 実際に小頭症と診断された新生児は583人で、そのうちジカウイルスとの関連性が確認された新生児は67人と把握されている。なお、ブラジル以外にもドイツなどで、蚊の退治にドローンが使われている。

(ロボティア編集部)