室内用ドローンを作るというソーシャルファンディングプロジェクトが紹介され、注目を集めている。
米ZDNetは7日、ソーシャルファンディングサイト「インディゴーゴー(indiegogo)」でプロジェクトが浮上した、室内用ドローン「ルック(rook)」について紹介した。コラムニストであるグレッグ・ニコルズ氏は、ルックについて、操縦者が家にいなくとも、家の中を回遊させながら家族やペットの姿を確認することができ、また、操作方法も簡単で直感的にドローンを飛ばすことができると紹介した。
一方、メーカーである「89ロボティクス(Eighty Nine Robotics)」側の説明では、ルックは家の中を含め、世界のどこからでも飛ばせるドローンだそうだ。ユーザーは、リモートコントロール中にiPhoneとAndroidアプリで、無線LAN接続を通じて、リアルタイムHDカメラの映像を確認することができる。飛行時には、スマートフォンをタッチしたり、音声コマンドを通じて機体を操作することができる。ハードウェアおよびソフトウェアの飛行安定化技術や、オンラインセキュリティとデータの暗号化、自動充電などもサポートされている。
89ロボティクスの主張では、それら機能は大手ドローンメーカーであるDJIのファントムプロ(Phantom Professional)や、3Dロボティクスのソロ(SOlO)、ヘクソプラス(HEXO+)、リリー(Lily)では、ほとんどサポートされていないと説明している。また、89ロボティクス側は、インディゴーゴーを通じたファンディングで、はるかに安価で、様々な機能を備えた自社ドローンを提供すると強調。募金開始10日あまりで、目標である2万ドルの2倍以上の金額を集めることに成功している。なおルックの予想出荷時期は2016年12月だ。
photo by 89robotics