米カリフォルニア州パロアルトにあるロボットスタートアップ「インジェンダイナミクス(Ingen Dynamics)」が、家庭用パーソナルロボット「アイド(Aido)」を開発した。現在のクラウドファンディングサイト「インディゴーゴー(Indiegogo)」でキャンペーンを展開中で、目標金額を7万5000ドルに設定している。
アイドのサイズは3フィート(約91cm)。家事サポート、ビデオ通話、娯楽、ホームオートメーション、セキュリティなどの機能を備えたスマートホーム・ハブロボットだ。客体認識、障害物回避などの機能を備えており、家の中を自由に歩き回ることができる。バッテリーの連続使用時間は8時間。ロボットを移動させる必要がない場合は、上半身だけを取り外し机の上に置いておくことができる。
Bluetooth、Wi-Fi、ZigBee、DLNAなどを使用してスマート家電製品をコントロールできるように作らている。6つのマイクが搭載されており音声コマンドを認識、また人間がタッチした時の感覚を感知できるように、ハプティックセンサー(haptic sensor)も備えられている。
アイドにはふたつのオペレーティングシステムが採用されている。「アンドロイドロリポップ(Android Lollipop)」はインターフェース要素をサポートし、一方、ウブントゥ(Ubuntu)は移動性機能をサポートする。
アイドはまた、動作認識が可能なプロジェクターを頭部に搭載している。映画を見たり、ゲームをするとき、HDマルチメディアプロジェクターを使用することができる。2インチのウーファー、10ワットのアンプなどを備えており、壁に映画を投影すれば臨場感のある音声を楽しむことができる。
製品価格はアイドクラシックが549ドル、スマートホームキットが75ドル、スマート充電ドックが199ドル、プレミアムアイドおよびアクセサリーキッドが940ドルなどとなる。今年10月に発売予定だ。
photo by aidorobot.com