人工知能ブームから考える”人間の脳の不思議”

ロボティア編集部
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脳の記憶能力
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 これまで知られている脳の限界を決定する要因のひとつに、脳には一種の“ボトルネック現象”があるという説がある。そのため、情報の流れが規制されるというのだ。

 前出のポール・リーバー教授は、人間の記憶の限界は、ハードディスクなどから連想できるような容量や保存空間の限界に起因しているのではなく、そのダウンロード速度にあるのではないかとしている。脳が記憶で満ちてしまうのではなく、外部から入ってくる情報の速度が、脳が処理できる速度を上回ることが、記憶の限界と関連しているのではないかという分析である。

 いずれにせよ、脳に関してはまだまだ解明されていないことが多い。ただ、不思議で、無尽蔵の能力を抱えた人間の脳の秘密が解明されればされるほど、人工知能の技術も進んでいくことだけは間違いなさそうである。

(ロボティア編集部)