MIT 液体を3Dプリントして水圧式ロボットを開発

ロボティア編集部
ロボティア編集部

3Dプリンタ技術を利用した水圧式ロボット3
photo by MITCSAIL(youtube)

 3Dプリンタ技術を利用した水圧式ロボットが開発された。すでに硬い素材を出力する3Dプリンティング技術は一般化したが、液体を含むプリンティングは今回が初めてだ。

 4月6日、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピューター学科と、人工知能研究所(CSAIL)は、水圧式ロボットをプリントすることに成功したと発表した。

 同ロボットはバッテリーを利用し12カ所の水圧式ポンプを駆動させる。そして、そのポンプに連動する6つの足が動くことで移動が可能となっている。重さは680g、全長は15㎝。モーターはバッテリー以外すべて、3Dプリンタで制作された。なお、プリントにかかった時間は22時間だ。

 動画(次ページにあり)に登場する“プニプニ”と動くロボットの姿は非常に印象的。現在、固い素材でできたハードロボットもさることながら、柔軟な素材で製作されたソフトロボットへの注目も集まっている。というのも、人と安全に協業可能で、また人間が進入できない空間で作業をするためには、柔軟かつ形を自由にその姿を変形させることができるロボットが望ましいからだ。今回の液体プリンティングの成功は、そのようなソフトロボット開発にも大きな前進をもたらすかもしれない。

 研究チームが水圧式ロボットをプリントするのに使った3Dプリンタは、ストラタシス(Stratasys)製の「オブジェクト260コネックス(Object 260 Connex)」だった。もともと固体だけをプリントできる製品だったが、研究チームが他のコンピューターチップを搭載し液体もプリントできるようにカスタマイズした。改造には約1000万ドル(約1086万円)ほどのコストがかかったそうだ。