ドイツ、サービスロボット開発に拍車。政府支援は年間約400億円

ロボティア編集部
ロボティア編集部

 ドイツの有名工具および機械製造関連誌「プロダクション(Produktion)」によると、2013年には、ロボットの新規受注規模が前年比で14.2%減少したという。地元の専門家たちは、これに対して、欧州の財政危機にともなう産業需要の回復が遅れているのではなく、過去2〜3年間の比較的高い成長に伴う“反動”と評価している。

 ドイツ国内でロボットの主な供給分野となっていたのは自動車産業である。しかし、2012年に自動車産業部門でのロボットの購入が16%減少し、一般産業分野で11%増加した。
2013年には、一般産業分野のロボットの供給割合が前年35%から42%に増加。プラスチック、ゴム産業分野でも需要が着実に増加している。相対的に産業用ロボットがドイツのロボット市場を牽引している状況のなか、サービスロボットはまだ普及が拡大していない。ただ、サービスロボットは、様々な環境での活用が可能となりはじめているため、企業を中心に、着実に需要が増加している。

 ドイツで、ロボット需要が今後増加するとみられている分野は医療サービスをサポートするためホームケアロボット、輸送システム、セキュリティ部門ロボットなど。ソフトウェアや3Dセンサーなどを装着することで現場業務に投入可能なモバイルロボットも新たなトレンドとして浮上する見通しである。

 報告書を作成したKOTRA側の関係者は、「ロボット市場の最も重要な課題のひとつは、環境にやさしい製品の生産と製品トレンドをつくること。省エネ効果が大きい軽量ロボット、革新的なロボット調整システム、モバイル、スタンドアローンロ型ロボットが大きな注目を集めている」と説明した。関係者はまた「高齢化のために発生している社会的需要とともに、最先端技術市場を獲得しようとする米・日・独・スウェーデンなどの技術開発競争が激しい」とつけ加えている。