マルティン・ルターゆかりの地で“牧師ロボ“登場...ドイツ

ロボティア編集部2017年6月1日(木曜日)

 宗教改革に生涯を捧げたマルティン・ルター(Martin Luther)のゆかりの地ドイツ・ザクセン=アンハルト州のヴィッテンベルク市に、牧師ロボット(robot priest)が登場。「BlessU-2」と名付けられた。

 BlessU-2は、同国のヘッセ地域の福音教会の依頼を受け開発されたロボットだそうだ。ヒューマノイドロボット型で、胸部にはタッチスクリーンが搭載されている。信者はスクリーンに触れながら目的のメニューを選択することができる。またBlessU-2には、状況によって顔部の表情が変わる機能が搭載されている。

 BlessU-2は教会で、信者に祝聖の祈りを提供する役割を果たす。信者が望むと、BlessU-2は両腕を上げて祈りを与え、手からは光線を発する。信者たちは祈りを聞いた後、その内容をプリントして持って帰ることができるという。

 宗教施設である教会でも、ロボットによる自動化は進むのだろうか。BlessU-2の導入はまだまだ実験的な性格が強いそうだが、非常に気になるニュースだ。

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