米動物保護当局「動物型囮ロボットで密猟者をおびき寄せる」

米動物保護当局「動物型囮ロボットで密猟者をおびき寄せる」

Written by Jin Kodama

Posted date:2016.04.26

動物ロボット_密猟2
photo by Roboticdecoys

 アメリカの野生動物保護関係各所が、密猟者を取り締まるため動物型囮ロボット(ロボットデコイ=以下、動物ロボット)を導入している。狩猟禁止区域に動物ロボットを配置し、密猟者たち接近・発砲しようとした瞬間を取り押さえるというものだ。

 密猟者たちを炙り出すため、動物ロボットは実際の動物と同じ姿で製作される。動物ロボットは、リモート・コントロールで操縦され、まだ、歩いたり、走ることはできないそうだが、足を持ち上げる、頭を回すなど、動物の仕草を真似させることが可能だという。

動物ロボット_密猟3
photo by Custom Robotic Wildlife

 関連市場が大きくなるにつれ、ロボティックデコイ(Roboticdecoys)、カスタムロボティックワイルドライフ(Custom Robotic Wildlife)など、密猟取り締まりのための動物ロボットを専門的に生産するメーカーも現れており、熊、鹿、トナカイ、キツネ、七面鳥など、さまざまな種類の動物ロボットが開発されている。なお、ロボティックデコイの場合、動物の死体をはく製にした後、首や耳、足にサーボモータ(servo Motor)を取り付ける方法でロボットを製作している。

 製作している現場を想像するとやや不気味で怖い感じもするのだが、それだけ密猟者の摘発に効果を発揮しているということだろうか?

 ロボティックデコイのマイク・クレマン(Mike Kleman)代表によれば、動物ロボットの主な顧客は、米国全土の野生動物保護関係当局となる。なお、価格はキツネロボット700ドル、狼ロボット2000ドル、鹿ロボット1400~4800ドル、七面鳥ロボット1200ドル、熊ロボット3400ドルなどとなる。

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参照
washingtonpost.com
dailymail
digitaljournal.com