中国フィンテック産業、銀行を脅かすサービスに

ロボティア編集部
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フィンテック_中国
photo by baidu

 テンセントは、メッセンジャーアプリ「WeChat(微信)」を利用したオンライン金融サービスが飛躍的な成長を遂げ、なかでも春節(旧正月)に 「紅包(ホンバオ)」と呼ばれるお年玉をモバイル上で送り合うサービスが爆発的人気を博している。今年の春節には、7億6000万人を超えるユーザーの送受信件数が320億件を記録。前年の約8倍に急増し過去最多となったという。 

 テンセントは昨年、アリババの財務部門と提携して、オンライン専用バンクを立ち上げた。小口預金と「マイクロローン」と呼ばれる小口融資が可能となり、いまやオンライン決済だけでなく、既存の銀行と変わらない預金や融資サービスまで可能となりつつある。 

 同バンクでは、1 分以内にアカウントを作れるとのことで、その利便性も強みのひとつとなっている。新規ユーザーが電話番号と住民番号を入力し、携帯電話に付属したカメラで写真を撮るだけで登録完了となる。 

 中国政府は、経済成長の減速が鮮明になる中で、新たな起爆剤としてフィンテックに期待を示している。が、規制が行き届かないほどの急成長を遂げているため、社会問題も引き起こしているのが実情だ。「やったもの勝ち」という風潮があるなかで、フィンテックを一種のイノベーションと見るか、それともリスクが潜むものとして捉えるか。監督側もすぐ見解を出しにくいのが現状で、意見が分かれている。