無人自動車の権威ダニエラ・ラス所長、無人車の現在と未来を語る

ロボティア編集部
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ダニエラ・ラス
ダニエラ・ラス photo by leighbureau.com

無人自動車走行、ロボット開発の権威ダニエラ・ラス所長(Daniela Rus)が、外国メディアのインタビュー取材に答えた。韓国メディア「Chosun Biz」主催の「スマートクラウドショー」に出席するため訪韓した彼女は16日午後、ソウルで無人自動車の現在の未来についてメディアに話した。

無人自動車の未来が語られ久しい。日本また世界中の企業が本格的に研究開発に乗り出そうとしている。自動車業界が、最終的に目標とする無人自動車とはどういうものか。例えば、人間が呼べば自動で送迎可能で、自宅の冷蔵庫と情報をやりとりしながら帰り道に購入しなければならない食材、生活必需品などのリストを教えてくれる。乗車している人間を無事に目的地まで連れて行くのは当たり前で、人間に電子メールを読んだり、スケジュールを教えてくれる。自動車の中の人間は、走行中に安心して昼寝をすることができる。自動車が、人間の足の「延長」ではなく、自から考え走る「ロボット」になるのだ。そのため、無人自動車の研究の最終地点は、「ロボット」研究の分野に通じることになる。

米マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)のダニエラ・ラス所長は、世界最高のロボット専門家だ。昨年のダボス会議で、「ロボットの時代」というテーマで講演をした。彼女はまた世界最高の無人自動車専門家でもある。

ラス所長はCSAIL史上初の女性所長である。53年の歴史を持つCSAILは、ソフトウェアを共有する「オープンソース」という概念を初めて発明した。米国立科学財団(NSF)が若く優秀な科学者に授賞する「キャリアアワード」の受賞者でもあるラス所長は最近、日本のトヨタの人工知能ベースの自動車開発プロジェクトにも参加している。

ラス所長は「既に私たちは無人自動車の時代に突入した」と話す。無人自動車に必要なレーダー、センサー、カメラ、人工知能など30種類以上の技術はすでに、数十年前から開発が進んでいるものであり、現在ではこれらの技術を、自動車というひとつの枠に入れ込んで行く段階にあるという。最近発売された自動車に搭載されている「緊急時の自動ブレーキ装置」「走行時車間距離維持装置」などは、無人自動車技術の一部である。