ディズニーエンタープライズがドローン演出の特許を登録

ロボティア編集部2016年7月10日(日曜日)

 ディズニーエンタープライズは、最近、「エンターテイメント用エアショー、エアディスプレイのためのドローン同期制御(US9102406)」というタイトルの特許を登録した。

 これは、2014年に登録された特許(US20140249693)を改良したもので、ドローンとドローンが積載する貨物制御システムを含め、40〜100台の機体を同時に活用するための技術だ。

 この特許は、多数のドローンを同じ速度と方向に制御する同期技術。相互に同期されたドローンはテーマパークやスポーツスタジアム、コンサート会場などの屋外で演出用途に用いられる。

 飛行管理制御システムは、ドローンを管理・制御・同期させる。プロセスとしてはまず、航空ショーを開始する前に演出を設計し、コンセプトを選ぶ。そして航空ショーで飛ばすドローンを3次元空間に配置し、シミュレーションを進める。主にこれらは、ドローン間の衝突を防ぐための事前準備となる。

 航空ショーのためのドローンが、実行する任務を盛り込んだデータを処理すると、3次元座標が生成され、これを基にドローンの飛行経路が設定される。次いで、準備された飛行計画通りに、実際の航空ショーやエアディスプレイが行われることになる。