ソウル大学でロボットジャーナリズムの研究進む

ロボティア編集部
ロボティア編集部

LAタイムズはすでに、クエイクボット(QuakeBot)というソフトウェアを通じて、地震データをモニタリングしている人々に記事を送っている。イ教授は、「もしその作業を人間が行う場合、多くの時間が必要だが、クエイクボットは地震を検出すると瞬時に記事が送稿することができる」とし「データを基にした、コンピュータテーショナル・ジャーナリズムが関心を集めている」と述べた。

コンピュテーショナル・ジャーナリズムは、データをベースとしたジャーナリズムであり、メディアにおける最新のトレンドだ。 EveryBlock、Homicide Watchのようにデータをニュースにし、それをデータベース化することで再利用できるようにするものや、センサーを使用した個人ログデータの収集、ドローン・ジャーナリズムなどに領域が拡大している。

教授は「以前、記者が作成した記事とロボットが作成した記事を混ぜておいて、読者に判断してもらう実験をしたところ、どちらが人間の書いたものか判断できなかったという実証データもある」と述べた。経済の記事のように定型化されたデータを使用している分野は、アルゴリズムを使用した記事の作成が可能であるという。

また、ロボットは様々なオーダーメイドを施した記事を作成することができる。巨人と阪神の野球の試合を例にあげよう。阪神が9回に逆転して勝利した場合、阪神のファンには阪神の逆転勝利に焦点を当てたニュースを、また巨人ファンには8回までいかに奮闘したかという内容に焦点を合わせて記事を作成・配信することができる。

ただし、ロボット・ジャーナリズムにも限界がある。一言で要約するならば“信頼性”の問題だ。イ教授は、「アルゴリズムが公平な設計なっているかがカギとなる」と述べた。ロボット・ジャーナリズムの根幹となるアルゴリズムは、設計者が事前にルールを設定しておく必要がある。また、アルゴリズムが偏向するような操作を防がなければならない。