世界のロボット企業の競争激化、狙うは需要潜在地・中国

ロボティア編集部
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並ぶ中国人
photo by dailymail.co.uk

 世界最大のロボット市場に浮上した中国で主導権を握ろうと、世界の企業たちの競争がますます激しくなっている。現在、スイスABB、日本ファナック、安川電機、ドイツKUKAなど世界的なロボット企業が中国市場で活躍している。これらの4つの企業が中国全体のロボットの販売台数の70%を占める。2000年、中国に進出したドイツKUKAは2015年までに中国内の生産能力を年間5000台に増やす予定である。このため、2012年末、上海に新工場を設立した。

 日本FANUCは2002年に上海に進出し、生産工場を運営している。大連・天津など9つの主要都市に法人を設立し、中国市場の拡大に力を注いでいる。最近では、デンマークのユニバーサルロボットが中国に進出。昨年にはドイツREISロボットが昆明に法人を設立した。

 一方、まだ中国企業の市場影響力は大きくない。中国のロボット全体の90%が外国企業から輸入したものだ。2014年9月時点で、中国には420以上のロボット生産工場があるが、そのほとんどの中小企業レベルである。上位4つの国内ロボットの企業の市場シェアも5%に過ぎない。中国企業は、主にロボットシステムの互換および応用分野の製品を生産し、ロボット本体と核心部品は外国企業が供給する構造だ。

 中国を代表するロボットの企業は新松機器人自動化である。産業用ロボットと関連した自社開発能力を持っている。上海・深セン・北京・広州に工場があり、2012年の売上高は、前年比33%増の10億元(約190億円)である。 2016年までに上海浦東に12億元を投資して、7万㎡規模の生産基地を追加で建設する計画である。