
銀行は外部のフィンテック企業よりも、子会社など内部への投資に積極的だ。銀行によるフィンテック関連の内部投資額は500億ドル(約5兆1020億4000万円)から700億ドル(約7兆1428億5700万円)と推定されている。
一方で、2015年に日本のフィンテック企業に対する投資金額は6500万ドル(約66億3200万円)となっており、122億1000万ドル(約1兆2459億1800万円)に達するアメリカの0.5%水準にとどまった。 アジア地域では中国のわずか30分の1、インドの25分の1と大きく遅れをとっている。
2016年第1~3四半期、世界投資額は53億ドル(約5408億1600万円)と集計された。 昨年同期と比較すれば、6%増加している。このうち、アジアが半分程度を占めたが、日本での投資はなかったとされている。
日本経済新聞は、日本のフィンテック関連企業が数と規模の面で劣っており、小規模な投資が行われていることがフィンテック投資の活性化を妨げている原因だと分析した。日本金融庁は来年、銀行法改正案施行で銀行がフィンテック企業に出資できるよう、幅を広げ、世界との差を縮めていく計画だ。
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