共同作業か人間の奴隷化か...ロボットと絵を描く芸術家が話題

ロボティア編集部2016年9月4日(日曜日)

 アーティスト(男性)が、巨大なロボットアームに支えられ(捕まっている?)ながら、まるで筆になり、絵を描いていく動画が話題となっています。

 動画に登場する男性はドラガン・イリッチ(Dragan Ilic)という名前で、芸術家&エンジニアとして活動しているそうです。イリッチ氏は、「人間とロボットが共作するアート」という文脈で、パフォーマンス動画を公開しました。

 ただ、この動画を見る限り、ロボットに絵を描かされている人間という構図も浮かびあがってきます。人間とロボットの理想的な共同作業が広く普及した理想的な社会を表現しているようにも見ますし、反対に人間がロボットに“利用”されるディストピア的な社会を暗示しているかのようにも見えます。

 動画自体は非常にユーモラス。願わくば、前者のような社会が実現されることを祈るばかりです。