サウジアラビアで、ドローンを飛ばし刑務所に麻薬を搬入しようとした被告人が重刑を宣告された。
海外メディアの報道によると、被告人は2014年にドローンを使用し、向精神薬1997錠と、大麻製品であるハシシ115gを、ブリマン(Briman)刑務所の屋上に持ち運んだ疑いで起訴されていた。被告人は懲役刑とともに、鞭打ち1500回も宣告されたという。一方、被告人にドローンを販売したレバノン人の業者は、懲役10年および、鞭打ち1000回となった。
事件当時、被告人は刑務所近くのスーパーマーケットからドローンを操縦し、刑務所上空に侵入させた。しかし、刑務所の監視塔で業務に従事していた警備員がこれを発見。犯罪は未遂に終わった。
被告人が飛ばしたドローンは中国製で、価格は4000〜5000サウジアラビアリヤル(約14万円前後)。一辺が約40㎝の正方形だったと海外メディアは伝えている。