Sky SportsやESPNなど専門チャンネルでドローンレース中継開始

ロボティア編集部2016年9月20日(火曜日)

 スカイスポーツ(Sky Sports)、ESPNなどのスポーツ専門チャンネルが、ドローンレースの放送を開始する。米国だけでなく、全世界にドローンレースをリアルタイムで配信すると見込まれている。

 まず、ESPNとESPN2チャンネルは今年、「ドローンレーシング2016シーズン」を放送する。 ESPNはその生中継のため、4月に国際ドローンレース協会(International Drone Racing Association=IDRA)との提携を発表している。

 ESPNは10月23日午後9時に最初の放送を開始。そこから5競技、10話分が中継される。 11月20日には、ドローンレーシングリーグ(DRL)ワールドチャンピオンシップも2話分で放送する計画だ。

 ドローンレーシングは海外にも放映される。全世界で放送サービスを提供しているスカイスポーツは、今年の秋からDRLの試合をスカイスポーツミックス(Sky Sports Mix)チャネルを通じて中継する。オーストリア、ドイツ、スイスなどでは、セブンスポーツ(7Sports)が、来年ドイツで開催されるDRLイベントを中継する。

 DRLは、競技用の標準ドローンを特殊製作する一方、競技場の中で機器間の混戦が生じないような仕組みを取り入れるなど、ドローンレーシングを普及させるために、複数のインフラストラクチャとシステムを構築している。

 今年、合計6回の大会が開催されたが、今年2月に行われた大会は米マイアミのフットボール競技場で開催された。ESPNは「ドローンレースがNASCARやF1に次ぐ、次世代の巨大レーシングスポーツになるだろう」と示唆している。