韓国・保険企業がウェアラブル機器連動型のフィンテック保険検討

ロボティア編集部
ロボティア編集部

 未来アセット生命の関係者は「まだ検討している段階で、どのような方向にするかは決定していない」としながらも、「機器を独自開発した場合、今後金融当局側にも連携を要請する必要があるため、前段階として質疑応答をした」と説明している。

 韓国金融当局は、連携を承諾するのかどうかは未だ検討中だが、ウェアラブル機器を顧客に贈呈する案よりは、従来の機器で健康を測定し保険料を割引する案の方が、より顧客にも普及するのではという見解を示している。

 ただ、特定のウェアラブル機器だけを認めたり、新たに自己開発を行った場合、顧客の選択肢を制限することにもなり得るという点で、議論は長引きそうだ。保険業界の関係者は「ウェアラブル機器を顧客に贈呈するとした場合、購入にかかる端末の価格は事業費や保険料を通じて、ある程度の回収を見込めるはず」としている。

 一方、顧客にウェアラブル機器を購入させる方法で保険商品を提供した場合、顧客獲得があまり見込めず、ウェアラブルと金融サービスの連携メリットが低下する可能性がある。また、仮に機器購入に関して解決したとしても、顧客のプライバシーに配慮すべきデータの集合体ゆえに、どうしても医療情報の扱い方や、個人情報の管理など、新たな問題が発生することが予想される。

 韓国の保険業界の関係者からは「海外ではウェアラブル機器等を活用する金融グループ社が、連動させてカードサービスを付与するなど、サービスが活発に行われ、顧客自身が健康を管理しながら、さらに特典も受けられるという好循環の構造の保険商品がすでに販売中であり、好評も得ている」と賛成の声が上がる一方、「しかし、国内にはいろいろ現実的な問題が多く、歩数を通じて歩いた分だけ割引するような、基礎的な水準でとどまるなど、越えなければならない課題が多く残っている」と指摘している。

 韓国では、このところヘルスケア市場が急成長を遂げている。フィンテックとの融合によって、新たな市場開拓なるのか。今後、法律や企業連携の動向に注目が集まりそうだ。