高齢者の孤独感を解決!?…続々登場「ペットロボット」への期待

ロボティア編集部
ロボティア編集部

 この結果について、研究者らは次のように考察している。

「入居者が本物の犬に話しかけたり触れたりできないことはよくある。これは、本物の犬は触れ合う入居者を自ら選んでいるからだ。つまり、犬に選ばれなかった入居者は犬と触れ合えない。他方、犬型ロボットはすべての入居者の膝の上に乗って、話したり触れ合ったりできる」(研究関係者)

 シンガポールでも同じような研究が行われ、長期高齢者介護施設の入居者は本物の犬にもロボットの犬にも高いレベルの愛着を示した。この研究の共著者である、ワシントン大学(シアトル)のウィリアム・バンクス(William Banks)教授によると、介護施設の入居者は、入院しなければいけなくなった時やペットの世話ができなくなった時などに、世話の心配をしなくてもよいペットロボットのほうを好むという結果となったそうだ。

 ロボットと人間が共感し、人間の精神やからだに良い影響をもたらすという研究は、高齢者に関する研究にとどまらず、各方面から報告されている。両者の距離が縮まりつつある現在、その効果の全体像や、スタディケースがさらに明らかになることが望まれている。