中国で販売されたロボット数は5万7000台、前年比54.6%増加

ロボティア編集部
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中国・深センで開催された国際創客ウイークのオブジェクト
中国・深センで開催された国際創客ウイークのオブジェクト photo by hc360.com

チャンイン精密技術は、生産ラインにロボットを積極的に導入し、利益と生産性を最大化した代表的な企業だ。同企業は、工場内のほぼすべての組立ラインにロボットを導入し、生産ラインを自動化させた。自動化システムを組み込むことで、相対的に人間の労働力の必要性は減少した。現在、工場で働いている労働者は、何人かの労働者とコンピュータ制御システムを監視する労働者が全てとなる。自動化システムを導入する以前、労働者の数は合計650人だったが、ロボットの投入後60人だけが残っている。今後は20人ほどに減少する見通しである。一方、生産量は従来の3倍ほど増えた。以前は一人当たり8000個の部品を生産していたが、現在では約2万1000個となった。品質もより改善された。既存の製品不良率は25%台だったが、現在は5%以下に低下している。

チャンイン精密技術のようにロボットを投入する中国の工場は複数ある。去る5月、同じ地域内にある深圳イブンウィン精密技術もロボット導入の計画を発表したことがあり、アップル社のiPhoneとiPAD製造で有名なフォックスコン(鴻海精密工業股份公司)は2011年の段階ですでにロボット導入計画を明らかにした。

中国製造業企業の相次ぐロボット投入の流れは、過酷な条件で勤務してきた労働者たちの労働環境と無関係ではない。ロボットの投入は、単純な反復や痛みを伴う物理的な労働環境から解放するだけではなく、企業の立場からすれば増加する人件費を抑えることができる。

一方、中国のロボット国産化の状況はまだ低い水準だということが分かった。中国のロボット産業は、中国内の需要に応えることができていない。高度な技術的要素が必要なロボットは輸入に依存している状況だ。そのためか、中国政府はロボット産業の育成に積極的に乗り出そうとしている。中国は第12次5ヵ年(2011〜2015年 12・5規画)計画に続き、13・5規画でもロボット産業育成を強調する予定である。また、「中国製造2025」プロジェクトでも、ロボット産業を集中的な育成対象に含んでいる。

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