人工知能研究団体「オープンAI」マイクロソフトと協力

ロボティア編集部2016年11月18日(金曜日)

 マイクロソフトがオープンAI(OpenAI)とのパートナーシップ締結を発表。各メディアがその詳細を報じた。 

 オープンAIは人工知能を研究する非営利組織。グーグル、アップル、IBMなどのように、顔認識、翻訳などの技術研究を主導する最先端の研究所だ。テスラモーターズのイーロン・マスクCEO、Yコンビネーターのサム・アルトマン(Sam Altman)氏らが共同でスポンサードしていることでも知られる。 

 オープンAIは、クラウドプラットフォームとしてマイクロソフトの「Azure」を推薦するとした。その理由としてオープンAIは、マイクロソフト側のディープラーニングをはじめとするAI研究への献身、Azureのオープンソース技術に対する支援などを挙げている。 オープンAIは今後、「Azure」とマイクロソフトの「 Nシリーズ・マシン」を研究、開発に利用していくという。

 人工知能は、今年のITトレンド1位にも選ばれたテクノロジーだ。人間のように考えて、学習・判断するコンピュータシステムの総称だが、中国・百度の「デュア」(Duer)、フェイスブックの「M」など、IT業界では、その人工知能を基盤にしたサービス開始計画が相次いで発表されている。

photo by Open AI