【データ集】歴史に登場するロボット~その3~

ロボティア編集部
ロボティア編集部
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MACAZロボット(1934年 キューバ)

 キューバのエンジェル・スリス・ブスト(Ángel Surís Busto)によって製作されたとされるMACAZロボット。キューバ初のロボットとして記録に残っている。MACAZロボットの詳細は不明だが残された資料によると、歩行(転がる)、回転、会話、喫煙、握手、そしてゆっくりと立ち上がることができたとされている。アルミニウム、鉄、真鍮、鉛、銅で作られ、重量は約350ポンド(158kg)。

1934年以前にも、他のヒューマノイド型ロボットはあったが、“ロボット”という単語ができて以降、おそらく最初に登場したロボットと言われている。ちなみに、キューバの英雄チェ・ゲバラ(右写真)は1928年生まれなのでほとんど同世代。

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ライフライク・ロボット(Lifelike Robot 1935年 アメリカ)

 ライフライク(lifelike)は「まるで生きている」や「生き写し」の意。1935年にミルトン・テネンバウム(Milton Tenenbaum)によって制作られた。左写真右側の一枚のように、近づくまでどちらがロボットか見分けがつかないほど、その容姿はまるで人間さながらに作られていたとされる。また、歌ったり、煙草を吸ったり、飲み物を飲んだり、会話したりと、複雑な行動を行えるメカニズムが搭載されていたとも、当時の新聞には書かれている。現在、Googleで「Lifelike Robot」というワードを検索すると、大阪大学とATRが開発したジェミノイドF(右写真)がヒットする。

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N.S.Uモーターサイクル・ロボット・ドライバー(N.S.U Motorcycle Robot Driver 1950年 ドイツ)

 N.S.U.モーター・カンパニー社(ドイツ)によってイベントに出展された、モーターサイクル・ロボット・ドライバー。同社はロボットがバイクを駆動する様子を観客に公開した。スイッチおよび電磁石のシステムを利用し、ロボットがエンジンをスタートさせ、ギアを3段変更しながらトップスピードで駆動し、やがて停止。駆け付けた観客を虜にし、イベントの目玉となった。N.S.U社はニッティング・マシーン(編み機、機織り機)製造業を営むクリスチャン・シュミッドによって1873年に設立され、その後1969年にフォルクスワーゲン社に買収されている。

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