MITメディアラボ研究者「人間はロボットを愛する」相互作用時代の到来示唆

ロボティア編集部
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 ダーリン氏はまた、日本で開発されたペットロボット「パロ(PARO)」や、物乞いロボットなど、人間の心がロボットによって刺激されたり、平穏になった例についても言及した。ロボットには、そうした順機能(集団や制度の維持やその目的に対してプラスに作用する機能)があるというのだ。

 一方、暴力性や性に対する問題において、ロボットがどのような役割を果たすかについては、意見を保留している。例えば現在、セクサロイドが普及すれば、小児性愛者の犯罪を防ぐことができるという主張がある。一方では、むしろ小児性犯罪に鈍感になるおそれがあるとの反論がある。暴力についても同様だ。ダーリン氏は「実寸大のロボットが人間に対する暴力を抑止するのか、もしくは暴力に対して人々を鈍感にさせてしまうか」という問いを残してもいる。そして自身は、この問題について現段階では「全く知ることができない」と吐露した。

 彼女が提起した『人間-ロボット相互作用時代』には、人間とロボットの関係性はどう変化していくのだろうか。注意深く見守る必要がありそうだ。