ロシアのドローンメーカー・ホバーサーフ(Hoversurf)が、飛行する電動バイクの試作品を開発。2月16日に、Youtubeでデモ動画を公開した。
ホバーサーフは「スコーピオン3(Scorpion-3)」というホバーバイクを、バイクとドローンを組み合わせてつくった。スコーピオン3には翼がよっつ、座席がひとつ設置されている。
ホバーサーフ側は、同製品を「エクストリームスポーツ用品」と紹介している。また「アマチュアやプロパイロット両方が使用可能」とした。加えて「スコーピオン3は、運転者の安全のため、動作範囲と速度を制限するソフトウェアを内蔵した」と説明している。
なおドバイでは、7月から人間が搭乗するタイプのドローンが飛行を開始する。これは、13日に行われた「世界政府サミット」のイベントで、ドバイ道路交通庁の関係者が明らかにしたものだ。飛行するドローンは中国ドローン企業イーハンの「EHang184」。ドバイの交通当局は、それら「ドローンタクシー」が、交通渋滞の解消に役立つと期待している。
イーハンすでに、ドバイ航空局からドローン運航に関するチェックを受け、4Gモバイルインターネットと接続し監視テストを行った。ドバイは2030年までに、ドバイ交通量の3分の1を、ドローンタクシーなどの無人移動機で処理する方針だという。
一方、ドバイは昨年10月、米国LAに拠点を置く「ハイパーループワン(Hyperloop One)」と提携した。ハイパーループは、テスラ社のイーロン・マスク氏が提案した新しい高速交通手段で、最大時速1220kmで走行が可能だ。ドバイはまた、フランスの自律走行シャトル企業である「イージーマイル(EasyMile)」とも提携している。
ロシア、ドバイの話題はもの珍しさから注目される傾向があるが、有人ドローンなど、無人移動型ロボットの開発・導入は徐々に加速していくものと考えられる。
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