アメリカで「サラダ調理ロボット」登場...カロリーも自動計算でレパートリーは1000種以上

ロボティア編集部2017年3月15日(水曜日)

 飲食サービス用ロボットメーカー・チョウボティクス(Chowbotics、本社・カリフォルニア)が、サラダ調理用ロボット・サリー(Sally)を開発。500万ドルの資金調達に成功した。

 サリーは、レストランやカフェなど飲食店に設置され、サラダの提供を支援する予定。プロモーション動画には、ユーザーが給食口にボウルをセットした後に、食材の種類や好みを選択すると、自動的にサラダが提供される様子が収められている。なお、本製品に搭載されているかは不明だが、動画では食材を選んだ後に、カロリー計算してくれる機能も登場する。チョウボティクスによれば、調理可能なサラダの種類は1000種類以上にのぼるという。

 チョウボティクスは今後数年間の間、家庭用製品の開発はしない意向を示しており、BtoB向け製品の開発に集中するとしている。すでに、テスト運用に乗り出したクライアント企業も、キャンプベル(Campbell)、イタリアンレストラン・マンマミア(Mama Mia)、サンフランシスコのコワーキングスペース・ガルバナイズ(Galvanize)、スーパーマーケットチェーン・H-E-Bグロサリー(H-E-B Grocery、社内カフェテリアに設置)など少なくない。

 一般的には、サラダは調理過程が複雑ではない料理のひとつとされているが、ロボットによる調理の自動化もそれほど難しくないのだろうか。料理の見た目や盛り付けがどのように成されるのか、その技術動向も気になってくる。

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