AIの世界的トレンド「感性デザイン」とは?...人工知能と心の繋がりを生む試み

ロボティア編集部
ロボティア編集部

 サマンサは、顧客が「彼女の誕生日プレゼントを探している。何かないかな?」と質問すると、「香水や靴、口紅のようなものがいいと思いますが、秋だから○○のは口紅どうですか?」という風に、お勧めの商品を画像と一緒に紹介してくれる。ロッテドットコム関係者は、「サマンサは、顧客が入力したメッセージから性別や年齢、呼称、アイテム、ブランドなどを抽出。200万個の商品の中からふさわしいものを選ぶ(中略)今後、音声認識技術をベースにサービスを拡大していく予定」と話している。

 なお韓国電力は韓国の公共機関としては初めて、AIサービスを開始。9月末から音声対話型AI「パワーボット」をリリースしている。パワーボットのキャラクターは、電力のことならなんでも知っている「ロボットの従業員」。タスクとしては、「電気料金照会」「名義変更」「引っ越し精算書」「請求書発行」などを迅速・正確に解決することに焦点が合わせられている。なお、パワーボットには英語・中国語・日本語など「外国語案内」や「手話機能」もある。

 AIサービスの競争力のひとつに感性デザインがあるとするならば、日本企業が用いることができる施策は多い。というのも、ドラえもんや鉄腕アトム、初音ミクのように、すでに世界的に認知されている機械的なキャラクターが数多く存在するからだ。そのような有名キャラクターでなくとも、文化的要素を機械にとり取むこと、また新たなキャラクターを生むことは、日本社会や企業が得意とするところではないだろうか。本当に愛されるAIがどのようにデザインされていくのか。世界の動向に注目したい。