顔の情報から政治思想・IQ・犯罪傾向を判別するAIがいずれ登場する...米専門家が警鐘

顔の情報から政治思想・IQ・犯罪傾向を判別するAIがいずれ登場する...米専門家が警鐘

Written by Shinji Ikematu

Posted date:2017.10.15

なおKosinski氏は、人工知能および顔認識技術で知能を測定できるようになれば、特定の学生が遺伝的に優れた知能を持っていると判別することができるとした上で、「より良い遺伝子を持つ人々が、必ずしもより良い生活をしているとは限らない。したがって、このような技術の発展には社会的準備が必要な時点にある」と主張している。また、「AI技術の発展は、表面的には非常に危険に見えるが、倫理に合わせて適切に使用した場合には、私たちの生活をより良い方向に改善することができる。過度な警戒心を持つべきではない」とした。

例えば、すでに攻撃性向が高い児童を発見した場合、学校の担当教師が特別に管理したり、ナイトクラブへの入場を現場で判断するというような使い方が、Kosinski氏が想定するAIの倫理的活用方法だ。

「多くのデータが確保できれば、サイコパスなのか、もしくは犯罪性向が高いか否かを判別することができるが、その傾向がすぐに実際の犯罪につながるわけではない(中略)倫理的、法的な問題に対する思案が必要だ」(Kosinski氏)

このようなKosinski氏の主張に対して、海外各メディアは「人工知能が人間の犯罪性向を判定するとしたら、結局、機械が人間の生活を決定することになるのではないか」、「裁判所や警察組織のデータベースが歪曲されれば、深刻な人権侵害や社会的混乱が起こる可能性がある」などの懸念を表している。

なかなか空恐ろしい主張だが、Kosinski氏が考える「AI社会」は本当に到来してしまうのだろうか!?

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