英国で世界初となる対ドローン冷凍銃が開発される

ロボティア編集部
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ドローン冷凍銃サムネイル

 英国の3つの企業が共同で、世界初となる“対ドローン冷凍銃”を開発した。その対UAV防衛システム(Anti-UAV Defence System=以下、AUDS)は、秘密裏にドローンの信号を妨害、応答しないようにし、立ち入りが制限されている地域への侵入を抑止する。

 冷凍銃はドローンの存在を検知、追跡、分類し、約8キロ範囲でこれを混乱、不通にさせられように設計されているという。現在は、朝鮮半島の非武装地帯(DMZ)の韓国側に設置されテストされている。

 2015年3月、AUDSチームはすでに、カプチュー(Captieux)で行われたフランス政府のトライアルに参加しており、そこで様々なドローンに対して、検知および無効化が可能なことを証明してみせた。同システムはまた、スコットランドでウェスト・フレウ(west freugh)行われた、英国政府主催の対UAV試験でも成果を出した。

 専門家たちは、ドローンや無人偵察機が増大することに脅威を抱いている。ドローンによる使用は、ここ数年間で劇的に増加しており、今後10年間でさらに急速に増えると予測されている。軍事用としては76カ国が無人偵察機を有していることが知られている。その中で、実際に戦闘にドローン使用している国は米国、イスラエル、そして英国の3国だ。ともにアフガニスタンでの軍事作戦で武装無人偵察機を利用している。

 なお、今回のAUDSには、ブライター・サーヴェイアランス・システム(Blighter Surveillance Systems=電子スキャンレーダー目標検出技術)、チェス・ダイナミクス(Chess Dynamics=電気光学による追跡と分類)および、エンタープライズ・コントロール・システム(Enterprise Control Systems=無線周波数妨害)の三社が参加している。

 ブライター・サーヴェイアランス・システムのマーク・ラドフォードCEOは、「私たちは、効果的かつ手頃な価格の対UAVシステム必要性を認識し、2014年に英国AUDSチームを結成した」と述べている。

 ドップラー処理が可能な電子スキャンレーダーテクノロジーを搭載したこの銃は、どのような天候でも威力を発揮する。同時にドローンが高速か低速か、またそのサイズを問わず、24時間の検出が可能だ。最先端の赤外線およびデジタル・ビデオ・追跡技術と組み合わせた高精度の機器で、自動的にドローンをを追跡し、対象を分類することができる。

(ロボティア編集部)