中国テック企業が非難されても「美人枠」採用の理由...欧米は性差別と批判

ロボティア編集部
ロボティア編集部

■優秀なエンジニアの採用と定着のための施策

中国国内での熾烈な競争を勝ち抜き、グローバルでも事業を拡大していくためには優秀な男性社員を数多く雇う必要があり、彼らを惹きつける最もシンプルな原動力は美しい女性であるという、中国企業視点での「合理性」が働いているのかもしれない。どこの企業でもやっている慣習として、それがエスカレートしていることは推測できる。

もっとも当の中国人女性たちは職場での差別に敏感で、「女性差別に関してはNOを突き付ける傾向にある」という分析もある。中国現地の事情に精通する大韓貿易投資振興公社は、「韓国女性社員と中国女性社員の特徴」という分析記事の中で次のように指摘している。

「会議や仕事では、(中国)女性職員の意見が強い場合もある。また韓国のように一番年下の女性職員がコーヒーを入れたり、カップを洗うというような話になると異議が提起される。彼女たちは、それらは雑務を担当する清掃スタッフの仕事であり、まかされた仕事がある女性職員の仕事だとは思っていない」

従業員のモチベーションを高めるのにもっともプリミティブな手法を上場企業であっても取り入れる。中国の事例をみていると、仮にだが優秀な女性エンジニアが増えてくれば採用に美男子枠が登場してもおかしくないだろう。欧米諸国やグローバルな価値観とは相容れないだろうが、リスクをおかしてでも競争に勝とうとする姿勢が根底にあるのかもしれない。