【アリオ実験①】いきなり!ステーキで、いきなり!ロボット配送?

ロボティア編集部2023年1月16日(月曜日)

2022年12月15日、アリオ橋本(神奈川県相模原市緑区)において画期的な実験プロジェクトがスタートした。神奈川県が主催する「新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業」の一貫として実施された「いきなり!ロボット配送」実証実験プロジェクトである。フードコートにおけるロボット配送は後述するように難度が高く、日本国内ではほとんど前例がないといっていい状況である。

今回の実験は、アリオ橋本のフードコートにおいて「いきなり!ステーキ」の協力のもとに実施された。配膳ロボットが、注文後の料理をロボットに載せ、注文者の待つテーブルまで自律移動でお届けする。特別に儲けられたテーブル席までの距離は30メートル。出来たての熱々ステーキをロボットは温かいうちに届ける事が出来るのか?またロボットによるステーキ配送をお客様は受け入れて下さるのか?喜んで頂けるのか?またどのくらいの配送量をロボットはこなす事が出来るのか?これらの課題を1ヶ月かかって検証しよう、というプロジェクトである。

今回の実験では中国深センのロボットメーカーPUDU社の猫型ロボットBellaBotがこの大任に当たる事になった。実験にあたりBellaBotには「いきなり!ステーキ」のコスチュームを装着してもらい、トレードマークのコック帽も特注でとりよせた。年末年始の繁忙期に、技術難度の高い前代未聞の実験をやるという事で、「いきなりロボット配送」チームは3ヶ月以上前から入念な準備を行ったが、実験当日になって店頭にお客様の行列が並び始めると、現場はやはり強い緊張感に包まれたという。

(アリオ橋本であつあつステーキとほかほかご飯を配膳するBellaBot)

今回の実験を担当したロボティクス・デジタル推進のコンサルティングを手掛ける株式会社エリアカザンのNaaS事業部の渡辺豊コンサルタントにフードコートにおけるロボット配送についてインタビューした。

次回【アリオ実験②】フードコートとステーキと猫ロボット