【検証】猫ロボットの通行幅は本当に70cmなのか?

ロボティア編集部2024年1月17日(水曜日)

[実装ソリューション.com]で行われた興味深い実験を取材して来ましたのでレポートします。

[実装ソリューション.com]では実装技術最先端セミナー[第二弾]として「配膳ロボット工場活用セミナー」を開催します。開催予定は1月 15日(月)/ 16日(火)/ 17日(水)ですから、すでに始まっていますね。

さて猫ロボットを使った工場搬送の自動化。
搬送は自動化したいけどAGVだと大袈裟なんだよな…
そんな声にお応えして、あの配膳ロボットを学んで工場での活用を皆さまと考える企画です。

ところで、工場でロボットを導入するとなると気になるのが「通行幅」です。
うちは手狭だけれど問題ない?などといった声が多く寄せられるそうです。

なお、メーカーの公称幅は70cmです。
通路幅が70cmあれば支障なく通行できるというものです。

しかし、本当に70cmなのでしょうか。。鵜呑みにして通れなかったら大変です。

そんなときは「やってみる!」です。

2枚の大型のホワイトボードを立てかけて、幅70cmの通路をつくって走らせてみました。

迷っています。。

ホワイトボードを障害物と認識してどいてもらうのを待っている状態です。
環境によっては進む場合もあるかもしれませんが、これではちょっと心もとないですね。

では、幅80cmではどうでしょう。


スムーズに通りました!
幅を狭めていくと75cmまでOKでした。でも安心さを考えると80cmは見ておきたいところですね。

一方、この幅だと人とすれ違うときにロボットは立ち往生してしまいそうです。

幅1mでやってみました。。


やはり人を検知して止まってしまいます。
人が横を向いて道を譲ればなんとか通ることができます。
できれば人もロボットもスムーズに行き交いたいところです。

そこで最後に幅120cmでやってみました!


ようやく行き交うことができました。
人に支障のない通行を考えると120cmは必要ということになりますね。

こんな手づくり実験ではありますが、このほか、

・坂道走行
・広大空間走行
・人混み走行
・荷物はみ出し走行
・エレベーター連動走行

などなど、セミナーでは様々なシーンを想定した実証もご紹介するとの事です。
知って損はない配膳ロボット。皆さまどうぞふるってご参加ください!
セミナー詳細は以下のとおり。

実装技術最先端セミナー第二弾<概要>
【主催】株式会社羽根田商会・株式会社エリアカザン
【講師協力】KnK株式会社、実装道場
【開催日】1月 15日(月)/ 16日(火)/ 17日(水)
【開催時間】
①13:20~14:20[60分]配膳ロボット工場活用技術セミナー
②14:30~15:30[60分]部品表チェック最先端ツールワークショップ
③15:40~16:40[60分]チップカウント最先端セミナー
※同じ講座を同じ時間枠で連日開催します。ご都合に合わせてご参加ください。
【参加費】無料
【お申込み】ZOOMウェビナー申し込みフォーム