iPhoneをハッキングした天才ハッカー、自動走行車を自作

ロボティア編集部
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ジョージ・ホッツ自動走行車

 iPhoneのジェイルブレイクに個人として初めて成功した天才ハッカー、ジョージ・ホッツ(George Hotz、28歳)。彼は約1ヶ月間、米サンフランシスコにある自宅のガレージで、コンピュータ自ら学習する「アダプティブ・ラーニング」を利用した自動走行車を開発してきた。グローバルIT企業が天文学的な研究費を積み重ね開発に勤しんでいる自動走行車を、個人が開発すると聞くととんでもないような話に聞こえる。しかし、彼は本気のようだ。

 ホッツ氏は、自身が自動走行車として改造した2016年型アキュラILXを公開。その車の屋根にはレーザーを利用するライダー(Light detection and Ranging=Lidar)が、またバックミラー付近にはカメラを装着されている。加えて、助手席前方のモノ入れはコンピューティングハブに変貌を遂げ、運転席と助手席の間のギアがあった場所には、ゲームをするときに使うようなジョイスティックが設置されている。そして、ダッシュボードの中央には21.5インチのモニターが取り付けられた。ホッツ氏はそのモニターを見ながら「テスラ車の画面は17インチしかない」と説明する。

 ホッツ氏は、自動走行技術を「一般的な自動車」に適用した姿を世に知らせたいと話している。自動走行車のコンピュータには、Linuxオペレーティングシステムが活用されており、モニターには画面を数字やびっしりと浮かび上がる。自動車のハンドルを動かしたり、点滅をオンにすると、画面内部のいくつかの数字が変化するのだが、これはアキュラの内部制御システムを操作できていることを意味するそうだ。