自動走行車の大敵・雪、冬季テストを開始したフォードとGoogle

自動走行車の大敵・雪、冬季テストを開始したフォードとGoogle

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Posted date:2016.01.18
雪道_自動走行車
photo by telegraph

「自動走行車には今後、道路にある落葉や縁石、水たまりなど障害を検知し、危険がどの程度あるか瞬時に判断できる技術が必要になってくる。もう少し具体的に言うならば、例えば、水たまりが前方にある場合に、それが深いのか浅いのか、もしくは通過できるのか、それとも減速したり、迂回して進むべきなのか判断する技術が求められています。現場では、この手の技術が自動走行車実現に向けてひとつの課題になっていると議論されています」(日本の自動走行技術開発関係者)

 そんな自動走行車の技術にとって、“雪”の存在は大きな焦点となりそうだ。今後、自動走行車が走るであろう気候や環境は、何も晴れの日だけとは限らない。雨ならまだしも、路上に降り積もり、スリップなどを誘発する雪については根本的な対策が必要になる。

 米自動車メーカー・フォードは、雪道における安全な自動走行技術を、加熱する無人車開発レースを勝ち抜くための重要な“資産”としてアピールしていく構えだ。今年1月初旬、フォードは「業界内で最初にその技術を達成する」と宣言している。

 ミシガン大学(The University of Michigan)には、現実世界における運転環境をシュミレートするため試験施設がある。2015年11月、フォードはそこで自動走行車をテストする最初の自動車メーカーとなった。フォードはすでに一年以上、雪中での自動走行を達成するために、ソフトウェアやセンサーのテストを進めてきた。ただそのフォードでも、実際に雪道で走行テストを開始したのは、「先月から」と広報担当者は話している。フォードで自動車走行技術の開発リーダーを務めるジム・マクブライド氏(Jim McBride)は指摘する。

「これまでのテストは、絶好の天候で自動走行車が走るためのもの。雪が道を覆い、センサーが道路を把握することができない場合、話は全く違ってくる」

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