カナダのドローンメーカー・4フロントロボティクス(4Front Robotics)」が災害救助用ドローン「ナビッグ8(Navig8)」を公開した。アラブ首長国連邦で開催された「UAE Drones for Good Award」の決勝に進出した機体でもある。
同ドローンにはふたつのプロペラ、ライダー、電子光学赤外線カメラ、ガス検知および環境監視用センサーなどが搭載されており、火災など耐えられるように強い材質で作られている。災害救助を行う隊員が倒壊や火災、鉱山事故現場などに侵入する前に投入することで、構造物内部の状況を確認することができることはもちろん、センサーを通じて生存者を確認したり、主要な生体数値を遠隔地から把握、加えて高解像度の現場画面を送信することが可能だ。
4フロントロボティクスは、2012年10月に、カナダ・カルガリー大学(University of Calgary )のアレックス・ラミレス-セラーノ(Alex Ramirez-Serrano)教授が設立。主に狭い場所での建物内で任務遂行可能なドローンを開発してきたという。
photo by 4frontrobotics