新たな可能性を秘めたソフトロボット、その特徴とメリット

ロボティア編集部
ロボティア編集部

3dprinter
photo by deezmaker.com

 ネイチャーは、ソフトロボットの開発が進む背景のひとつとして、3Dプリント技術の発展を挙げている。これにより、困難と見られていた素材の加工を、安価にまた大量にこなせる可能性がでてきた。

 今後、ソフトロボット技術がさらに発展すれば、軟体動物のように狭い空間に侵入できる「人命救助ロボット」として、また人間と安全に暮らすことができる「家庭用ケアロボット」として、加えて繊細な形状の物体を取り扱うことができる「産業用ロボット」として活躍することなどが期待されている。

 ソフトロボットに実装されるべき重要かつメリットの高い動作技術としては「伸張」「伸縮」「モノを掴む」などが挙げられている。その中でも、様々な物体をソフトに優しく掴み上げることができるという側面に関しては、ソフトロボットが持つ大きな利点として注目を浴びている。

 ハードロボットが対象を掴む場合、物の大きさ、形状、重量、表面の性質などの情報を事前に正確にプログラミングする必要がある。一方、ソフトロボットは事前に情報がなくとも、柔軟に物体を取り扱うことができる。例えば、カップやトマトをロボットが掴んで作業をするとしよう。ハードロボットはそのひとつ非常に異なる動作プログラムを入力する必要があるが、ソフトロボットは同じプログラム使って“柔軟”に作業をこなすことができる。

 ソフトロボットがハードロボットの既存の機能をすべて代替えするのは難しいだろう。それでも、ソフトロボットの開発および研究、すそ野が広がっていけば、ロボットが行えるタスクの領域もまた広がってはずだ。

(ロボティア編集部)