【ドローンビジネス】DroneGames社・黒田潤一代表インタビュー

レインボーブリッジ
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―DroneGames社では撮影なども幅広く展開しているとお聞きしています。ドローンとエンターテイメントというキーワードで考えた時、どのようなことが実際に起きていて、またこれからの課題はどのようなところにあると思われますか

 最近、映画、一般のTV番組などにおいても、ドローンで撮影した動画が多く採用され始めています。NHKや民放各社もドローンの導入を進めていて、社内コンプライアンスが厳しいとされる日本テレビ社の方でも、ドローンを購入して撮影を始めていると聞いています。また、TV局と連携している一部製作会社の皆さんも、ドローン導入に積極的です。

 ドローンを使った動画を採用した有名どころの番組で言えば、「はじめてのお使い」や、年末恒例番組になった「絶対に笑ってはいけない名探偵24時」などがあります。後者の方は、DroneGamesの方でもサポートさせていただきました。また、2014年の「紅白歌合戦」で、Perfumeがドローン使った舞台を披露したのは話題になりましたよね。今後、そのようなジョイントがどんどん増えて行くと思います。

 一方、課題として考えられる領域としては「リアルタイム配信」があります。現状だと、転送スピードが遅かったり、画質が落ちます。電波帯の問題もありますが、その分野でイノベーションがあれば、ドローンとエンターテイメントの結びつきはさらに広がっていくのではないかと思います。

 また、飛行許可を取るのに時間がかかるという話が、商用利用を進めたい方たちの間では話題になっています。ドローンを商用利用する場合は、事前に飛行計画を国交省に提出します。私有地だとしても、人口密集地など国のガイドラインに抵触しそうな場合は申請を出すようにしています。

 基本的に、ガイドラインさえ順守すれば許可は下りますし、最近ではレインボーブリッジの付近でも許可が下りたという話を聞きました。加えて、申請許可のスピードを担保してもらうのも、ドローンビジネスにとっては非常に重要な要素になってくるかと思います。

河鐘基

記者:河鐘基


1983年、北海道生まれ。株式会社ロボティア代表。テクノロジーメディア「ロボティア」編集長・運営責任者。著書に『ドローンの衝撃』『AI・ロボット開発、これが日本の勝利の法則』(扶桑社)など。自社でアジア地域を中心とした海外テック動向の調査やメディア運営、コンテンツ制作全般を請け負うかたわら、『Forbes JAPAN』 『週刊SPA!』など各種メディアにテクノロジーから社会・政治問題まで幅広く寄稿している。