ドローンタクシー構想が現実に!?「VC200」が有人テスト飛行に成功

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Volocopter photo by E-volo

「感動的な飛行だった。搭乗した後に事前チェックをしたのだが、おそらくかかった時間は20秒くらいだったと思う。それで飛行準備は終わった。その後、私はレバーを上げただけ。ボロコプターは一気に上昇した。ジョイスティックから手を離して下を見下ろしてみた。すると、地上20〜25メートルまで浮かんでいた。ついにやり遂げたのだが、その事実がまったく信じられなかった」(ツォゼル氏)

 イーボロ社のドローンタクシーの性能開発目標は、2人乗り、時速100㎞、高度1981mに到達することだという。まだまだ、道のりははるかに遠いが、今回のテスト成功が大きな一歩になることは間違いない。またイーボロ社は、2年以内にボロコプターを発売、ドローンタクシーの実用化を達成することを目標としている。

 バス、タクシーと地下鉄に加え、“空を走る”交通手段が達成されるとなればわくわくする一方、法規制の問題、また何より安全性の追求はこれまで以上に困難に直面するはず。今後のプロジェクトの成否が非常に気になるところだ。また、写真を見た限り機体サイズがものすごく大きいので、着陸する場所探しも難儀しそうである。

 ドローンタクシー構想、もしくはドローンに人を乗せて飛ばそうという企業はイーボロ社だけではない。

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ehang184 photo by ehang

 昨年1月には、中国のドローン専門メーカー・イーハン(Ehang)が、米ラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー2016(CES)で、1人乗りドローン「イーハン184」を披露している。

 同機には椅子と小さなタブレットスクリーンのみが搭載されており、スクリーンをタッチして目的地を選択るだけで飛行が可能という設計になっている。積載容量は最大100㎏だ。ただ、イーハンが公表しているドローンの性能については、懐疑的な人も少なくない。実際、CESの会場では試作品と飛行動画のみが公開されている段階だ。