走行する電車間を乗り換えるアイデア・ムービングプラットフォーム

ロボティア編集部2016年9月27日(火曜日)

 ムービングプラットフォーム(Moving Platforms)というコンセプトがある。これは、特急列車が駅のプラットフォームに停車している間に乗客が乗り降りするのではなく、特急列車に他の車両をドッキングし乗換を行うというものだ。乗客の乗り降りが終了したら車両が分離されるのだが、その過程で列車が停止しない。

ムービングプラットフォーム2

 写真のムービングプラットフォームのデザイン案は、英国のデザインコンサルティング会社プリーストマン・グード(PriestmanGoode)がリリースしたもの。

 中国でも似たようなアイデアが出てきている。こちらは、列車の上にドッキングキャビン型のプラットフォームを設置するというものだ。他に線路を敷かなくてもよいため、コスト的な面でも有利となるそうだ。

 ただしこれらコンセプトの実現には、あらゆる問題が発生する可能性がある。技術的に可能なのか、また安全性の問題などをクリアできるのかなど、今後の課題も山積みのようだ。